2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

サイト内検索

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 中華Androidタブレット HAIPAD M9の内部 | トップページ | Perfume Official Global Websiteの3Dアニメがすごい »

2012/05/04

旧青島橘ホテル跡地、再開発会社が撤退

 旧青島橘ホテル跡地の再開発を進めていたブルーアイランドリゾート社が事業からの撤退を決めたそうです。

Sany0265
   こうなるはずでしたが...。

 リーマンショックだの何だの要因は様々あろうが、そもそもこの計画に勝算はあったんだろうか?
 仮に採算が取れるというのなら、青島橘ホテル自体、業態は多少は変わったとしても、つぶれることは無かっただろうに。まさか今更、バスで観光客を連れてきてホテルに詰め込んでおいて、あふれてきた客相手に商売しようなんて考えてないですよね?沖縄や海外へ観光客が奪われるのは如何ともし難く、余暇の過ごし方や観光に対する嗜好も変化しているなか、劇的な数の増加は見込めない。宿泊施設は他にもパームビーチホテル等の大小ホテル、ペンションがあり(少なくとも現状では)足りているのではないか。そこへ計画通りのコテージを作ったところで採算が見込めるのか。元から無理な話だったんだ。
R0013324
 未だに海はフェンスの向こうですから...

 地元としてはこの計画自体を一種の集客装置にしたかったのだろうが、それでは「青島橘ホテル」が繰り返されるだけだ。シーガイアを見よ。人工の集客装置に頼り、身の丈に合わぬ開発をすれば身を滅ぼす。ブルーアイランドリゾート社の判断は当然だろう。

 考え方が基本的に間違っていないか?
 もう、何でもいいから企業をもってくればすむとしか考えていないように見える。青島地域をどう発展させたいのか、方向性がとんと見えない。
 青島観光の売りは何かと言えば、美しい海のはず。人々は海を見にやってくるのだ。なのにその一等地がホテルだのコテージだのに埋め尽くされ、道路からの視界も遮られていては、車に乗った観光客は「このあたりが青島かぁ...」と言って通り過ぎていくだけだ。海が見えれば、青島が見えれば、ちょっと降りてみようかと言う気になるでしょうに。海辺に出るのも細い参道やら、リッチなコテージを横目に見ながら敷地を横切って、というのでは何か物足りないし頼りない。ここを突っ切ってダイレクトに海に飛び込めていけたらどんなにいいことか。

 そう、ここはもう、市なり県なりが買い上げて公営の公園にするしかない!ニュースでインタビューに答えてた地元のおっちゃんも同じこと言ってたぞ!みんな、同じ事考えてんじゃないの?なのにそうならないのは、何か深~~い事情でもあるのか?一ツ葉にアレだけの公園が作れるのだから、できないはずないよね... 
 あとは、この公園を中心に店舗やサービス施設を配置する。とりあえずは周囲の空き店舗を若手の経営者に貸し出すよう、所有者に薦めればよい。周りには既に面白い店がたくさんあることだし、声をかければ借り手探しには困らないはず。さらに人の流れを変えるため道路の付け替えや駐車場の移設も必要になってくるだろう。但し極端な開発を防止するため景観条例を作ることは必須だろう。旧ホテルが取り壊され、ようやく、近くを走る220号線のバイパスからビーチが見えるようになったのだから、これをまた巨大ホテルやマンションで塞いでしまったり、一企業が独占するようなことを許してはならない。

 旧青島橘ホテル跡地利用の問題は今後の青島地域の青写真をどう描くかと言うことであることは皆分かっているはずなのに、実際は代替部品を探していただけだ。今回のブルーアイランドリゾート社の撤退はチャンスなのだ。市は(県でもいいけど)、腹をくくって事にあたってほしい。
Aoshimap
 バイパスの休憩所から見える青島の海

« 中華Androidタブレット HAIPAD M9の内部 | トップページ | Perfume Official Global Websiteの3Dアニメがすごい »

ニュース」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
延岡に住むアラフォーの男です。

>シーガイアを見よ。人工の集客装置に頼り、身の丈に合わぬ開発をすれば身を滅ぼす。
>もう、何でもいいから企業をもってくればすむとしか考えていないように見える。

いやまったく、おっしゃる通りです。
未だに親方日の丸体質というか、昭和の感覚から一歩も抜け出せていないですね・・・。

とにかく、真新しいコテージの廃墟が出来なかっただけ、良しとしなければ。
橘ホテルの廃墟は解体されてさっぱりしたのだし。

今後はまず、県債でも発行して再開発会社に解体料を支払い、土地を県のものに移す。
公園と駐車場を整備して広く解放する。

そしてハードに金をかけず、ソフトの充実。これですよねえ。
遠方からのお客さんのために案内を充実させる。
多少ボロくてもいいから、掃除の行き届いた駐車場とお土産屋さん。

そして、駐車場やお土産屋さんの従業員教育!!
昭和時代のように「駐車場?あっち!」とか「トイレ?ウチにはないよ!」
という対応では客は二度と来ません。(そしてネット上に苦情を書くことでしょう)

このまま沈んでゆくだけでは悲しすぎます。
なんとかなって欲しいですねえ・・・

乱筆乱文御容赦

コメントありがとうございます。
賛同してくださる方がいるのはうれしいですね。

といいますか、みんなそう思ってる、と思うんですよね。でも地元と行政はどう考えてるのか見えない。動いてはいるはずなのに、もうちょっと発信があってもいいのではないかと...。

>今後はまず、県債でも発行して再開発会社に解体料を支払い、土地を県のものに移す。
>公園と駐車場を整備して広く解放する。
この辺りは当然すべきことと思います。市民も県民も理解してくれるはず。

ただ、県や市、その他関係団体が動き出すと、すぐに「プチ ハワイ」や「プチ 沖縄」を作ろうとしそうで怖いですね。一度、観光宮崎の代名詞「南国 宮崎」から「南国」の接頭辞をはずして考えてほしいものです。みんなでアロハシャツ着たからって、宮崎はハワイにはなりませんからー、残念!。(<-シメが古い)

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 旧青島橘ホテル跡地、再開発会社が撤退:

« 中華Androidタブレット HAIPAD M9の内部 | トップページ | Perfume Official Global Websiteの3Dアニメがすごい »

アフィリエイト

リンク

リンク3

  • livecam

写真:生目

  • 10号墳

    宮崎市北西部に位置する生目古墳群の写真を集めました。 なおcocologでは1MB以上のファイルがダウンロードできませんので生データが必要な下記のリンクへどうぞ。
            ikime0704